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『レゲエ』の名付け親は誰なのか?

ジャマイカ


byShawn M. Gaylord

「レゲエ (reggae)」と言う呼称の語源には諸説あるが、「ぼろ、ぼろ布、または口げんか、口論」 という意味を表すジャマイカ英語のスラング、パトワ語で「レゲレゲ ("rege-rege")」 が転じたものという説が有力である。
語源にはいくつかの異説がある。歌手のデリック・モーガンは以下のように述べている。

“私たちは「ロックステディ」という名前が気に入っていなかったから「ファット・マン」の新しいヴァージョンを作ることにした。 オルガンを使って地を這うようなビートに作り直すことにしたんだ。プロデューサーのバニー・リーはその変化を気に入ってくれた。 そして彼はオルガンとリズムギターで「レゲッ、レゲッ」と聞こえるサウンドを創り出した。バニーはそれを「レゲエ、レゲエ、レゲエ」と呼び、 他のミュージシャン達もそう呼ぶようになったのさ。”

また、「都合のいい女」を意味するジャマイカ・クレオール語(パトワ)のスラング「ストレゲエ ("streggae")」をクランシー・エクルズが略語化したという説もある。
1968年に史上初めて「レゲエ」という語をタイトルに取り入れた楽曲「ドゥ・ザ・レゲエ 」を発表したメイタルズのリーダー、トゥーツ・ヒバートは以下のように語っている。

“確かに当時ジャマイカで「ストレゲエ」という言葉はあった。例えば女の子が歩いているとき、誰かがその子を見ながら「なあ、あの子はストレゲエだな」なんて言ったりした。 彼女はあまりお洒落じゃなくぼろっちいっていう意味さ。まあ、女の側も男達に対して同じ事を言っていたんだろうが。ある日の朝俺と友人達で遊んでいるとき俺はこう言ったんだ。 「オーケー、レゲエをやろうぜ (Let's do the reggay)」って。それはただ単に口をついただけの意味のない言葉だったんだが、俺達はすぐに「ドゥ・ザ・レゲエ、ドゥ・ザ・レゲエ」 と歌いだして、ビートを作っていった。人々は後になってそのサウンドと名前は神から与えられたものじゃないかって言ったね。 それ以前にはそういうスタイルの音楽のことを「ブルー・ビート」とか色々な呼び方で呼んでいたんだがね。この話は今ではギネス・ワールド・レコーズにも載っているって訳だ。”

“レゲエは普通の人々が作ったということだ。判るか?日常を語った音楽であり、ゲットーから生まれたものであり、大衆のものということだよ。 毎日の飯のように、ダンスするための音楽としてレゲエが必要だったのさ。レゲエは日々苦闘し、欲しいものも手に入らないレギュラーな人々 (regular people) という意味なんだよ。”

また、ボブ・マーリーはレゲエの語源は「王の音楽」を意味するスペイン語であると主張していた。 さらに、「王のために (to the king)」を意味するラテン語「regis」に由来するとする説もある。


byレゲエ - Wikipedia

そして本題の"『レゲエ』の名付け親は誰なのか?"というい事だが、レゲエという言葉や似たような言葉がアーティストや各コミュニティの間で使われはじめてきた頃に (1968年)Toots & the Maytalsが初めてレゲエという言葉が入ったDo The Reggayがリリースされた事によってジャマイカ全体に広がったように思える。
日常を語る音楽としてレゲエはジャマイカで深く根付き、やがて小さな島国から世界中の様々な人が聞き、そして歌う音楽として浸透していった。
現在では、レゲエの中でも歌い方やRiddimのパターンが多くあり、ジャマイカ人以外のレゲエアーティストも活躍している。 さらにジャマイカ以外の国でも広がっていて様々な文化や習慣を取り入れて独自の進化を遂げている。 このような音楽は他のジャンルにおいても珍しい事だ。

Toots & The Maytals - Do The Reggae

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